商船三井(MOL)は9月6日、三菱造船と共同開発している液化CO2輸送船(LCO2船)について、ノルウェーの船級協会DNVから設計基本承認(AiP、Approval in Principle)を取得したと発表した。
このLCO2船は、MOL/三菱造船の両社が2021年11月に共同でコンセプト・スタディを完了した5万m3級の船型で、プラントやシステムにおける安全性評価のリスクアセスメントHAZIDを実施した上で今回、AiPを受けたもの。
MOLは同船について、「将来の大型化を見据えたタンク圧力を仕様に取り込むとともに、MOLの出資先であり欧州においてLCO2船を30年以上管理するLarvik Shipping ASの知見を取り入れ、実運航に沿ったHAZIDを実施した」と説明。
またMOLは、「三菱造船との間で両社の強み・知見を相互に活用し、現在実施している共同開発事業を進めるとともに、CO2を回収して転換利用や貯留を行うCCUSのバリューチェーン構築に必要なLCO2船を含む各種技術の開発に注力し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していく」としている。