日本郵船(NYK)は9月7日、同社およびジャパンエンジンコーポレーション/IHI原動機/日本シップヤードの4社が、研究開発中のアンモニア燃料アンモニア輸送船 (AFAGC、Ammonia-fueled Ammonia Gas Carrier)について、9月7日に日本海事協会(NK)から基本設計承認(AiP、Approval in Principle)を取得したと発表した。
現状、アンモニアを舶用燃料として利用するための国際規則は存在しない。そのため4社はこれまで、既存の重油燃料やLNG燃料を利用する船舶と同様の安全性をアンモニア燃料アンモニア輸送船において担保するべく、研究開発を進めてきていた。
4社は、2026年度のAFAGC実証運航の実現に不可欠となる“代替設計承認”を見据えて、アンモニアを舶用燃料として利用する際の安全性について、HAZID(新しい構造物やシステムを作る場合に、潜在的なリスクに基づく項目の洗い出しを通して評価を行う安全性評価手法の一つ)を通じてリスク評価を実施。これにより安全性が担保できるとの見解に至り、NKからAiPを取得したもの。
NYKでは、「代替設計承認を見据えたリスク評価およびAiPの取得は世界初となる。4社は今後も研究開発を進め、国際競争力をもつアンモニア燃料船の開発実現および日本が主導するアンモニア燃料船に係る安全ガイドライン・法規制等の整備に貢献することをめざす」としている。