9月からベン・ライン・エージェンシーズ・ジャパン(BLAJ)の新社長に就任した中上英之氏(写真左)がこのほど、BLAJの本社で就任会見を行った。会見には飯垣隆三会長(同右)も同席した。
中上社長は事業展開について、「BLAJは現在、事業の70%をライナーが占めているが、Ben Lineグループ全体ではライナー分野と船舶代理店などの非ライナー事業が均等になっている」とし、「今後は日本においても現在のライナーの事業規模は維持しつつ、非ライナー事業に注力していき、ライナーとその他事業の割合を50:50にしていきたい」と意気込みを語った。
船舶代理店事業の拡大については、「シェアが小さいということはまだ伸びしろがあるということ」とし、具体的に「コロナで停止しているクルーズの再開やバルク船、タンク事業など、人材を確保できれば対応できる」とした。
また、同社が発行するハウスB/Lのベン・ライン・フレートソリューションについて、「米連邦海事委員会(FMC)のファイリングが完了次第、船舶代理店分野から波及してフォワーディング事業も展開していく」と説明した。
今後のBLAJの組織作りについては、「宮崎前社長はテレワークなど社内システムを構築し、働き方改革などの社内の制度作りを実施してくれた。この部分を継続しつつ、人材確保や社員が働きやすく、意欲を持って働けるような環境作りを行っていきたい」と語り、これに向けて学校訪問による人材確保や知名度向上を図っていくほか、社員に対しては、各セミナーを受講する機会を提供していくと説明した。
同席した飯垣会長は、「中上社長は大手船社で20年以上も営業を担ってきた。その実績と経験を生かすとともに、明るい人柄でさらに会社を発展させてくれると信じている」とコメントした。
その上で飯垣会長は今後の事業拡大について、「ライナー以外については、BLAJが主体的に動ける事業として以前から海底ケーブルの敷設などオフショア関連の事業を進めてきた。今後は風力発電事業に参画し、作業船や作業員の手配などに取り組んでいきたい」と抱負を語った。
