米国の国際トラック運転手労働組合チームスターの整備員部門であるBrotherhood of Maintenance of Way Employees(BMWE)は10月10日、米大手鉄道会社と全米の鉄道関係労働組合との賃上げをめぐる交渉で、米鉄道の雇用者側を代表して交渉に臨んでいる全米輸送会社会議委員会(NCCC)との暫定合意を拒否したと発表した。
BMWEは組合員約1万2000人を抱える米第3位の鉄道組合。暫定協約に対する組合員の批准投票で反対約6646票、賛成約5100票、無効99票と反対優勢となり批准を却下したもの。
同組合では、暫定合意の拒否により、労組は鉄道会社との交渉を再開し、ストライキを起こせない「現状維持」期間が発生するとしており、期間は米国議会の再招集から5日間まで延長される。現在、議会招集は11月14日に予定されているため、早くても11月19日までは「現状維持」期間としている。
NCCCと米鉄道労組は9月16日に暫定合意に達したが、現状、12労組のうち4組合が合意を批准している。
しかし、NCCCと対立していた米国2大鉄道組合の機関車電車工同盟(BLET)と板金・航空・鉄道・運輸組合輸送部門(SMART-TD)は投票期日を11月17日と設定しており、暫定合意の承認プロセスの動向にも引き続き注視が必要だ。