北九州市と北九州港航路集貨対策委員会は10月25日、都内で“北九州港セミナー in 東京”を開催した。東京でのセミナー開催は3年ぶりとなる。
佐溝圭太郎・北九州市港湾空港局長の開会のあいさつに続き、北橋健治・北九州市長(右写真)が北九州市についてのプレゼンテーションを行った。
北橋市長は「北九州市ではSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みのほか、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化などを図るカーボンニュートラルポート(CNP)の実現を目指している。CNPの一環としては、響灘地区に最大22万kWの洋上風力発電施設を建設する『北九州響灘洋上ウインドファーム事業』が進められていて、来年早々に着工し、2025年度には供用開始する予定だ。
今後、北九州市は物流だけでなく観光面でも開けてくると期待している。治安の悪さは劇的に改善し、さまざまな投資も始まっている、ますますビジネスで稼げる街にしていきたい」とアピールした。
北九州港では、昨21年の外航コンテナ取扱量が49万8000TEU(前年比5%増)と全国で第8位となった。北九州港は東の太刀浦と西のひびきのコンテナ・ターミナル(CT)があるが、外航定期航路は太刀浦が31航路/月間136便、ひびきは同5航路/月間20便が運航されている。
また24時間運用可能な北九州空港は、国際貨物取扱量が4年連続で過去最高を更新しているところ。
佐溝・港湾空港局長は北九州における海と空の新たな取り組みについて、「ひびきでは外航船と内航船を接続するサービス(OOCL)が今秋開始されるなど、順調に物量を増やしている。また、太刀浦ではヤード補修・改修により蔵置能力が4割向上するほか、ガントリークレーンの更新(第2ターミナル)など、CT機能の強化が進められている。北九州空港では滑走路の延長(2500m→3000m)や、貨物上屋の整備などを行っている」と説明した。
その後、OOCL日本支社による「日本海国際フィーダー航路サービスについて」をテーマとした講演や、日立物流による「日立物流グループにおける北九州港を活用した取り組みについて」と題した、北九州港の物流改善案や利用促進につながる取り組みなどが紹介された。
セミナー後は参加者と北九州港側ホスト企業のビジネス交流会が行われ盛会だった。