ドイツ鉄道(DB)は12月15日、監査役会が傘下の物流会社DB Schenkerを売却する方針を決定したと発表した。
監査役会はDBの取締役会に、DB Schenkerの株式を最大100%売却する可能性について検討し、その準備をするよう命じたもの。 売却プロセスの開始と売却の形態に関する決定は、後日別途行われる。
DBは、フォワーディング事業を売却することで、Strong Rail戦略とコア事業への注力を強化できるとしている。
同社はStrong Rail戦略について、「2019年に開始されたグループ戦略の目的は、旅客輸送と貨物輸送の両方で交通を環境に優しい鉄道に移行し、ドイツの鉄道インフラを拡大すること」と説明する。
DB Schenkerの2022年上半期の営業利益は12億ユーロと、過去最高を記録した。DBは業績好調なDB Schenkerを売却し、負債削減とともに鉄道事業への経営資源の集中を図る。
DBでは「中期的には、市場での地位を維持し強化する目的で国際的な買収を行うために、より多くの財源と独立性が必要になる」との見解を示したうえで、「売却はDB Schenkerの成長と発展の新たな機会を開く可能性がある」としている。