日本郵船調査グループはこのほど、“世界のコンテナ輸送と就航状況”2022年度版を発表した。
同調査によると、22年10月末時点で見込まれる22年末のコンテナ船供給船腹量は2535万8000TEUで、前年と比較して3.2%増加した。隻数は5568隻で同131隻増えている。
コンテナ船竣工については、ことし建造する新造コンテナ船の船腹量を211隻・117万1000TEUと見込んでいたが、上海ロックダウンの影響で上海周辺の造船所の稼働停止が長期化したほか、韓国の造船所でもストライキや人手不足により稼働率が低下したため、ことしは141隻・79万6000TEUにとどまると予測している。
工期遅れの影響は来年以降も残ると見られるが、23年のコンテナ船竣工量は252隻・173万2000TEU(船腹増加量は前年比4.5%増)、2024年は362隻・249万TEU(同6.2%増)になると予想している。
また、発注残竣工予定の合計は913隻・720万1000TEUで、20年10月以降に発注されたコンテナ船は、2022〜2025年にかけて竣工する予定。
就航船の船型別では、22年は前年と比べて2万TEU型以上の超大型船が9隻増、1万4000〜1万7000TEU型で19隻増と、前年同様に大型船が大幅に増えた。うち超大型船9 隻については、全隻が2万3000TEU以上となっている。隻数の増加が最も大きかったのは3000TEU未満の小型船で、前年と比べて110隻増えている。
航路別の船腹量は、アジア〜北米が前年比9.7%増となる549万7000TEU、アジア〜欧州は同7.2%増の577万5000TEUとなった。
アジア〜北米航路の配船状況については、サービス数は前年比で12サービス増の94サービス、隻数は主に新規参入船社によるサービス数の増加により同69隻増加し、648隻となった。
新造コンテナ船の発注については、22年1〜 8月末時点で295隻・213万4000TEUと前年発注量の半数以上となり、隻数では2015年の259隻を超えている。
なお次世代燃料対応のコンテナ船発注は、2021年8月以降、171隻・174万TEUで、コンテナ船発注総数の436隻・286万7000TEUのうち、次世代燃料対応船の比率は隻数で39.2%、船腹量で60.7%までに拡大している。