Ocean Network Express(ONE)の2022年3月期第3四半期(22年4〜12月)までの決算は、売上高が前年同期比13.7%増の246億4000万ドル、税引き後利益は137億8800万ドルで同18.4%増となった。
ONEでは3Q(10〜12月)について、需要面では7〜8月以来顕著となった北米商品在庫の積み上がりと、インフレ進展による欧州での消費減退から、東西航路を中心に輸送需要が前四半期よりもさらに落ち込んだとしている。
一方の供給面では、世界的な港湾混雑が一部を除き改善した結果、船腹供給量が増加。さらに軟化した需給バランスにより、短期運賃市況が2Qから急下落し、対前年同期比・対前四半期比で収益を大きく落としたと分析している。
4Qは貨物需要回復と運賃市況改善までに一定の時間がかかることを背景に減益を予想している。
22年度通期予想は、売上高が291億4700万ドル(前回予想は299億1600万ドル)、税引き後利益は147億2800万ドル(同152億6900万ドル)と下方修正した。
また、ONEは1月31日、22年度の取り組みを紹介する“ONEイニシアチブ”を公表。その中で、昨年12月、TraPac(Los Angeles・Oakland港)と、Yusen Terminals LLC(YTI、Los Angeles港)の株式をそれぞれ51%取得したことに伴い、社内に専門の「ターミナル部門」を設置したことを明らかにした。