川崎汽船(KL)はこのほど、統合エネルギー企業のbpと舶用バイオ燃料の供給契約を締結、JFEスチール向けに、KL運航のケープサイズ型バルカーCape Tsubakiで脂肪酸メチルエステル(FAME)と低硫黄燃料油(VLSFO)を混合した舶用バイオ燃料による鉄鋼原料の試験輸送を完了したと発表した。
KLが舶用バイオ燃料の試験航行を行ったのは、これが3回目となる。JFEスチール向けには昨22年8月、スープラマックス型による鋼材輸送で舶用バイオ燃料の試験航行を実施していたが、今回はこれに続き鉄鋼原料輸送で試験航行を行ったもの。
Cape Tsubakiは今回、ブラジルPonta da Madeiraから鉄鉱石を積載し出港、Singaporeでbpから舶用バイオ燃料の供給を受けた後、バイオ燃料を利用した試験航行を開始し、揚げ地となる川崎港へ到着した。
試験航行では、実際の長距離航海での運用を想定して、舶用バイオ燃料の一部を本船タンク内に約2 ヵ月保管した上で、これを問題なく使用できたとしている。
今回使用した舶用バイオ燃料に含まれる FAMEは、現在の主機仕様を変更することなく、燃料生成から燃焼までの過程で80〜90%の温室効果ガス(GHG) 排出削減に寄与するという。