韓国船社HMMの主要株主で政府系金融機関の韓国産業銀行(KDB)と韓国海洋振興公社(KOBC)はこのほど、HMMの売却について、M&Aマネージャー、会計事務所、法律事務所などの関連機関を選定するプロセスを共同で開始したと発表した。
HMMは2016年、KDBとKOBC主導による経営基盤の正常化へ向けた財務改善計画が進められていたものの、KDBとKOBCは2021年からHMMの早期民営化に向けて動き始めていた。
現在、HMMの持株比率はKDBが20.69%、KOBCが19.96%で、両者合わせて40.65%となる。このほか、政府系出資者の持分を含めると、韓国政府の出資比率は52%となる。
現在、HMMの時価総額が約11兆ウォンで、KDB、KOBCを合わせた持株分の40.65%の売却額は4兆ウォンを超えると予想される。
海外メディアによると、HMMに出資するSM Lineをはじめ、韓国の物流グループ LX Pantos 、CJ Logistics、鉄鋼メーカーPOSCO、 IT企業のSamsung SDSなどが潜在的候補に浮上しているとされるが、 現状、これらの企業のいずれも、HMMの購入に関心を示していないという。