KMTC(高麗海運)の日本法人である高麗海運ジャパンは、ことし3月に同社の輸出コンテナ取扱量が月間2万TEUを突破したと、このほど発表した。
自社のCOC(Carrier's Owned Container)のみによるもので、月間取扱量の2万TEU到達は高麗海運ジャパン設立以来、初の記録になるという。なお、3月に取扱量が伸びた港には横浜/名古屋/大阪/神戸/博多/門司のほか、今治/大分/小名浜/高松などの地方港も含まれており、品目では非鉄金属や化学品、紙類が特に伸びたとしている。
同社は、「10年前(2013年)の月間取扱量の平均は約1万TEUで、ここから倍増したことになる」とした上で、「KMTCの日本国内寄港数はこの10年あまりで35港ほどから45港まで拡大したが、その一方、高麗海運ジャパンのスタッフは10年前とほぼ同数で変わらない。そうした状況で今回、月間2万TEUを達成したのは、生産性・効率の向上によるところが大きい」と説明する。
KMTCでは、1978年に他の韓国船社に先駆けてオンライン化を実現して以降、現在までIT/DX(デジタル・トランスフォーメーション)推進によるコスト競争力強化と顧客サービス拡充への注力を続けてきており、これが今回の取扱量の好調にも寄与したと見ている。
提供中の顧客向けウェブサービス「e-KMTC」では、貨物のトラッキング、スケジュール確認、ブッキング、B/L(D/R)入力およびB/L訂正、B/Lコピー、Sea Waybillや運賃情報のプリント出力、フリータイム要請、A/N確認などのメニューがあり、昨22年からはさらに“Ongoing”のメニューも追加、進行中業務の可視化を実現した。
同社によると、「10分以内のブッキング認証を実現・徹底するなどの利便性が顧客に認められ、ウェブによるブッキングの比率は現在、99%以上に達している」という。また内部的にも、「日常業務にRPA(Robotic Process Automation)を導入して残業をなくすといった働き方改革を推進」するなど、IT/DX推進による生産性向上に取り組んでいるとした。