Nippon Expressホールディングス(NXHD)のグループ会社である日本通運は、D2C(Direct to Consumer)において世界最大級のマルチチャネル・コマースプラットフォームであるShopifyとAPI連携し、Shopifyを利用する顧客が在庫管理できる物流Webアプリ・DCX(デジタル・コマース・トランスフォーメーション)のクラウドサービスを開始した。NXHDが4月20日に発表した。
Shopifyは175ヵ国に100万件以上のユーザーをもつ。日本通運は49ヵ国/731拠点の物流ネットワークにおいて、DCXを利用したユーザーの需要に対応していく。
DCXでは、ShopifyアプリストアからWebアプリをインストールすると、ShopifyとAPI連携されたクラウド型の在庫管理システムとして、インターネット経由でいつでもどこでも「月額基本料金+出荷に応じた従量課金」で利用することができる。
さらに、物流フルフィルメント業務を日本通運に委託した場合は、アウトソーシングサービスとして日本や海外のNXグループの物流センターに在庫を移動することで、同日からDCXによるリアルタイムな在庫管理が可能になる。
また、在庫の可視化やデータ連携の簡素化といった後方事務の利便性だけではなく、ECサイトと顧客店舗の在庫を一元管理することによる各販売チャネルでの欠品抑止/オリジナルカートンやパンフレットの同梱など、ブランド満足度を高めるためのオプションサービスの利用/NXグループのグローバル物流拠点を活用した業務拡大時の対応、などの付加サービスが利用できるようになるとしている。
日本通運は、「保管から配達に至るロジスティクスにおいて、従来の"単純にモノを発送して届ける"という枠組みを越えて、高い精度で管理しつつも、ブランドに対する購入者の満足度を高め、世界観への共感を広げていくためのタッチポイントとして重要度が増しつつある」としたうえで、「今後もAIやロボットなど最新テクノロジーの導入などDX化を推進し、D2C領域における物流を通じた新たな価値創造や社会課題の解決に積極的に取り組んでいく」としている。