CMA CGMは5月8日、仏複合企業Bolloreグループの輸送・物流部門Bollore Logisticsの買収を正式に提案したことを明らかにした。
CMA CGMがBolloreグループに対し、Bollore Logisticsの輸送およびロジスティクス事業の買収について、プットオプション(あらかじめ決められた価格で売る権利)を提示し、Bolloreグループが提案を受け入れたもの。Bolloreは今後、グループ内の関連スタッフ代表機関との情報提供や協議手続きを開始するとしている。
CMA CGMは4月18日、Bollore Logisticsを買収するための独占交渉を開始した。交渉開始時点でBollore Logisticsは企業価値をベースにした買収価格として、CMAから50億ユーロの提示を受けていた。
CMA CGMは傘下CEVA Logisticsのロジスティクス事業を強化しており、米国のIT関連企業Ingram Microのコントラクト・ロジスティクス(CL)事業や、EC物流のフルフィルメントなどのCommerce & Lifecycle Services(CLS)事業のほか、仏宅配企業Colis Prive、欧州自動車物流大手GEFCOを傘下に加えている。
一方のBollore Logisticsは、高級品/フレグランス・化粧品/ヘルスケア/航空宇宙/防衛分野の輸送および物流ソリューションに強みを持つ。
買収が完了すれば、CMA CGMグループは売上高240億ドル、年間取扱量は、海上貨物が200万TEU以上、航空貨物が80万トン以上の規模に拡大し、国際ロジスティクス企業として世界トップ5に入るとしている。