日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2023年4月往航と23年2月復航の速報値を発表した。
4月往航は前年同月比17.9%減の154.4万TEUで8ヵ月連続で前年同月を下回った。
往航荷動きは、米国側における消費財を中心とした小売り在庫が解消されず、アジア積み貨物のマイナスが続いている。往航の貨物については当初、23年夏頃には米国の在庫が捌けて荷動きが回復すると予測されていたが、予想に反して在庫解消が進んでいないようだ。
4月のアジア側の主要な積み地は、日本積み(前年同月比2.2%増)を除いてすべての積み地がマイナスとなった。積み地トップの中国(17.3%減)を筆頭に2位以下のベトナム(25.9%減)、韓国(0.6%減)、インド(22.6%減)、台湾(23.9%減)が軒並みマイナスを記録している。また、品目別でも上位20品目すべてがマイナスとなり、各品目の減少幅も2桁減が多く、荷動きの復調にはまだまだ時間を要することになりそうだ。
一方、23年2月の復航は3.9%増の49.8万TEUで4ヵ月連続のプラス。揚げ地トップの中国が26.0%増と大きく伸びたことで荷動き全体のプラスに寄与した。このほか、インド揚げ(19.6%増)はプラスとなったものの、日本(16.6%減)、韓国(12.9%減)、台湾(13.0%減)などが前年同月比でマイナスとなっている。
