川崎汽船(KL)は6月19日、石油資源開発(JAPEX)/日揮ホールディングス/JFEスチールおよび、マレーシア国営エネルギー会社Petroliam Nasional Berhadと連携して、日本を起点とするCCS(二酸化炭素の回収・貯留)バリューチェーンの構築を目指す共同検討を行うことで合意し、同日4社による覚書を締結したと発表した。
KLはこれまで、JAPEXおよび日揮ホールディングスそれぞれの傘下関係会社とともに、マレーシア国内における二酸化炭素(CO2)地中貯留に関する適地調査や技術的検討を行ってきたほか、Petroliam NasionalのLNG基地(マレーシアSarawak州Bintulu地区)からのCO2回収・輸送や、日本を含むマレーシア国外からの将来的なCO2受け入れの可能性検討などを、Petroliam Nasionalと共同で進めてきている。
今回はこの一環として、JFEスチールが自社事業におけるCO2実質排出量の削減を検討する上で、 KLらの取り組みと方向性が一致したことから、KL/JAPEX/日揮/JFEスチールの4社で共同検討の実施について合意したもの。
4社は今後、JFEスチールの日本国内の製鉄所で排出される CO2の分離・回収や、マレーシアまでの液化CO2の海上輸送と受け入れまでのCCSバリューチェーン構築について、必要な設備やコストなどを含めた検討を行っていく。また、この共同検討は、Petroliam Nasionalと共同で行うマレーシア国内でのCO2受入・貯留に関する検討とも、適宜連携していく計画。