三井倉庫ロジスティクス/安田運輸/デンソー/アスクル/エレコム/タカラスタンダード/大和ハウス工業の7社は共同で、スワップボディコンテナ(荷台部分の脱着が可能なコンテナ)を利用した幹線中継輸送サービス「SLOC(Shuttle Line Of Communication)」の実証実験を行うと、このほど発表した。
SLOCは、ドライバーの長時間労働や人材不足など、いわゆる“物流2024年問題”の改善に向けた取り組み。ドライバーの荷待ち時間削減を図るため、ドライバーが輸送作業に加えて行うことの多い荷役作業を荷主が行う「荷役分離」のほか、物流効率の向上を図り異業種・複数の荷物を同じコンテナに積載する「混載輸送」などについて、検証していく。
SLOCでは、スワップボディコンテナ車両とともに、QRコードを使ったコンテナ管理システムを導入することで、荷役分離/混載輸送の実現を図る。同システムではそのほか、中継地点でコンテナを分離し、指定されたコンテナに載せ替えて目的地に輸送することができる、あるいはトラックの乗り換えや荷物の積み卸し/トラック同士の待ち合わせを必要としない柔軟な運行スケジュールを立案でき、長距離運行を日帰り運行に改善できる、といったメリットも生まれると見込む。そうした日帰り運行/荷役分離などの実現により、現行ドライバーの労働環境改善だけでなく、若手・女性・高齢者など多様な人材の獲得・活躍が期待できるとしている。
今回SLOC実証では、(1)1日6便(関西発3便、関東発3便)を運行し、事前に合意したスケジュール通りに運行できるか/(2)中継地点に複数台のコンテナが置かれた場合でも、ドライバーが間違えずに脱着できるオペレーションが行えるか/(3)スマートフォンとQRコードを活用したコンテナ管理システムの利便性/(4)複数荷主の貨物を混載輸送した場合の役割分担や責任区分、などについて確認と課題の検証を行う。