韓国最大手船社であるHMMでは既報の通り、主要株主で政府系金融機関の韓国産業銀行(KDB)と韓国海洋振興公社(KOBC)による売却の予備入札が進められており、韓国企業3社のほか独船社Hapag-Lloyd(HL)が応札していたが、このほどHLが売却先候補から外れたことを、複数の海外メディアが報じた。
韓国情報筋によると、HMM買収に必要とされる資金は5〜6兆ウォン(5400〜6500億円)程度とみられており、HLは第2回の予備入札において資格審査に通過しなかったとされる。
これまでHMMの売却をめぐっては、韓国海洋産業連合会や釜山港発展協議会が、HLの予備入札参加に対して、「国家経済と安全保障の観点から韓国最大の海運会社の海外船社への売却を阻止すべきだ」と、海外企業への売却に反対する声明を発表していた。
今後は、応札中の韓国企業3社(Pan Oceanを傘下に持つHarim Group、総合商社のLXグループ、物流・ターミナル事業を手掛けるDongwon Group)から最終売却先が選定されることとなる。