Maerskは近年、総合物流の強化に向けて海上輸送だけでなく航空貨物輸送や陸上輸送、倉庫運営やロジスティクスを展開してきているが、このほど、中東オマーンで海上と航空を組み合わせたシー&エアの貨物輸送を開始した。
オマーンのSalalah港およびSalalah空港と協力して、スリランカColomboからエジプトCairoまでの貨物輸送の際に、オマーン経由のシー&エア輸送に着手したもの。
新サービスについてはパイロット輸送としてColomboからCairoまで小売商品や生活雑貨を輸送した。ColomboからSalalahまでの海上輸送はMaerskのコンテナ船で行われ、Salalah港で陸揚げされた貨物は保税施設からSalalah空港に輸送された。
Salalah空港では貨物ターミナルで保安検査を受けたのち、航空機に積み込まれCairoまで空輸された。
Maerskは新サービスのオマーン経由について、「オマーンは海港と空港の戦略的な位置と、地域的および世界中の顧客に対応する強力なネットワークの存在により、物流の重要なハブとして重要度を増しつつある。オマーン経由の当社のマルチモーダル・ソリューションは、市場の需要や製品の安全性、輸送時間とコストにおいてバランスの取れた輸送サービスとして、顧客のサプライチェーン向上に寄与する」とコメントしている。
Maerskによると今回のシー&エアサービスは、従来の東西貿易ルートでの海上輸送と比較してリードタイムが20〜40%短縮し、航空輸送と比較すると輸送コストが10〜20%削減されるという。
また、Maerskとすべての関係者との強力な連携によって、海上から航空への積み替えや通関がスムーズに行われるとしている。
Salalah海港/空港の施設では、一般貨物から医薬品や生鮮食品などの温度管理が必要な貨物までさまざまな商品をサポートすることが可能だという。
Maerskは今回のシー&エアの導入について、「今後は当社の他の統合物流ソリューションと組み合わせて、さまざまな輸送モードや保管、フルフィルメントサービスなど、顧客に最適化された物流ソリューションを提供していく」として、同社独自の物流サービスをさらに加速していく構えだ。