A.P. Moller MaerskとCMA CGMは9月19日、脱炭素化に関連する複数の分野で協力することを決定したと発表した。
両社はすべての法律と規制を順守したうえで、海運業界の脱炭素化に向けて、コンテナ船の代替燃料の開発などで提携する。Maerskはバイオ・eメタノール燃料船、CMA CGMはバイオ・eメタノールで運航可能なLNG燃料船をそれぞれ発注しているが、両社は今後数年間でほかの燃料開発も必要と予想している。
ライフサイクル全体および関連する温室効果ガス(GHG)の分析を含む、持続可能なグリーン燃料の基準を開発し、グリーンメタノールの大量生産の枠組みを支援する。
また、グリーンメタノール船の運航安全性とバンカリングに関する運航基準を開発・維持するとともに、世界の主要港でバイオ燃料やeメタノールのバンカリング体制を共同で構築していく。
このほか、アンモニアなどの新しい代替燃料やネット・ゼロへの取り組みを加速させるための脱炭素ソリューションに関する共同研究開発を検討していく。
また、両社は国際海事機関(IMO)のGHG排出目標が強化されたことや、EUの気候変動対策パッケージ「Fit for 55」や米国のインフレ抑制法などの地域的な措置についても歓迎し、そのうえで、GHG排出規制の枠組みを確立するため、規制当局と協力するとともに、他の国際海運会社に対しても参画を呼びかけるとしている。