日本郵船(NYK)/商船三井(MOL)/川崎汽船(KL)/日本水素エネルギーはこのほど、NYK/MOL/KLの邦船3社が日本水素エネルギーの子会社JSE Oceanへ第三者割当増資によって資本参加し協業することで合意したと発表した。
次世代エネルギーとして期待の高い水素を大量かつ安価に供給するためには、海上輸送を中心とする国際供給網の構築が重要とされている。
日本水素エネルギーは21年8月、岩谷産業/ENEOSとともにNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の事業公募に対して「液化水素サプライチェーンの商用化実証」を提案。採択以後、この実証事業で大規模な水素の液化・輸送技術の確立/水素製造・液化・出荷・海上輸送・受入までの一貫した国際間の液化水素サプライチェーン構築、を目的に取り組みを進めてきた。
この一環で日本水素エネルギーは、液化水素の海上輸送事業の検討を目的に23年1月、JSE Oceanを設立。今回、NYK/MOL/KLによる同社への第三者割当増資により、液化水素の海上輸送確立に向けた取り組みを加速させる。
日本水素エネルギーは、「24年までに大型液化水素運搬船における安全・効率運航や、将来性ある海上輸送事業スキームの検討を共同で実施していく。液化水素の運搬船も水素を推進燃料とする予定で、運航時に排出されるCO2の大幅削減をねらう」としている。