日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statisticsの統計に基づく「アジア〜欧州間の23年7月のコンテナ荷動き」は、アジア→欧州の往航が前年同月比5.9%増の149.8万TEUで5ヵ月連続でプラスとなった。7月までの累計は2.8%増の968.6万TEU。
7月のアジアの積み地は、中華地域積みが5.5%増、東南アジア積みが5.4%増、北東アジア(日韓台、極東ロシア)積みが9.6%増と、すべての積み地がプラスとなり、荷動き水準が拡大している。
海事センターは、「運賃についてはGRI(一括値上げ)によって一時的に以前よりも上がっているものの、荷動きの増加に対して運賃の上昇が反映していない。これは新造船の竣工が続き、欧州航路に超大型船が投入されたことで輸送スペースが一気に拡大したため、供給に対して需要が追いついておらず、供給過多となっているとみられる」との見解を示した。
一方、欧州→アジアの7月復航は0.3%減の54.4万TEUで2ヵ月ぶりのマイナス。7月までの累計では6.4%減の371.3万TEUとなった。アジアの揚げ地は、中華地域揚げが3.7%減、北東アジア揚げが8.9%減とマイナスであった一方、東南アジア揚げが14.1%増とプラスになっている。
