日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2023年8月往航と6月復航の速報値を発表した。
8月往航は前年同月比13.9%減の168.1万TEUで12ヵ月連続で前年同月を下回った。1〜8月の累計では前年同期比20.2%減の1196万TEUとなっている。
海事センターは、「米国の小売り在庫水準はまだ高い」としながらも、「昨22年8月が195万TEUと、荷動きが非常に良かったこともあり、前年同月比では2桁マイナスとなった。ただ、アジア→米国向けについては、ことし4月から荷動きが拡大傾向にあり、4月以降は毎月、前月を上回っている」と、荷動きが回復していると強調した。
なお、23年8月(168万TEU)の荷動きは新型コロナ以前の19年8月(161万TEU)を上回っており、米国向け貨物がコロナ以前の水準に戻りつつある。
8月のアジア側の主要な積み地は、インド積み(前年同月比3.9%増)を除き、中国(16.8%減)、ベトナム(11.5%減)、韓国(8.7%減)、タイ(8.0%減)、台湾(20.0%減)、日本(6.5%減)などが軒並みマイナスとなった。
品目別では上位10品目すべてが前年同月比マイナスとなり、3位の機械類(14.8%減)や5位の玩具・遊戯用具、スポーツ用品(22.9%減)、10位の履物・帽子・傘・つえなど(42.4%減)が大幅なマイナスとなっている。
一方、23年6月の復航は13.2%減の41.6万TEUで2ヵ月連続でマイナスとなった。23年上期では296.1万TEUで前年同期比1.8%増とプラスを維持した。
アジアの主要な揚げ地は、中国(11.3%減)、韓国(8.7%減)、日本(18.1%減)、インド(9.8%減)、台湾(24.5%減)などが減少した。
