自動車船/RoRo船のWallenius Wilhelmsen(WW)は10月12日、同社の自動車船4隻に船の造波抵抗を最適化するバルバスバウ(球状船首、写真)を搭載すると発表した。
中国の万邦船舶重工(舟山)で、ドック期間中だったWWの自動車船Aniara(7620台積み)への球状船首搭載が行われた。同型の自動車船3隻(Oberon/Tijuca/Tirranna)も同様に搭載作業が進められている。
WWは「既存の球状船首の設計は、特定の喫水と速度に合わせて最適化されていた。しかし、運航データによれば、既存の設計では性能が十分に発揮されず、船舶が低い喫水で、低速で航行した場合、水中でさらなる抵抗が生じていることが明らかになった」としている。
このためWWは主要パートナーである韓国の設計会社DSE、Hanwa Ocean Shipyard(旧大宇造船海洋)らと協力して、燃料を節約する最適化された設計を開発したもの。これによる燃料節約は平均6%で、船舶1隻で年間1400トンのCO2削減に相当するとしており、喫水約8m、速度14ノットなどの一部の航行条件では、燃料消費量を最大30%削減することが可能になるとしている。
