三井倉庫ロジスティクス/安田運輸/デンソー/アスクル/エレコム/タカラスタンダード/大和ハウス工業の7社はことし7月に既報の通り、共同でスワップボディコンテナ(荷台部分の脱着が可能なコンテナ)を利用した幹線中継輸送サービス「SLOC(Shuttle Line Of Communication)」の実証実験を行っていたが、このほど実験結果を発表、SLOCの有効性が確認されたと発表した。
検証内容は、1日6便(関西発3便/関東発3便)を事前に合意したスケジュール通りに運行できるかの確認/中継地点に複数台のコンテナが置かれた場合でも、ドライバーが間違えずに脱着できるオペレーションの確認と課題の検証/スマートフォンとQRコードを活用したコンテナ管理システムの利便性確認/複数荷主の貨物を混載輸送した場合の役割分担や責任区分の確認と課題の検証、など。
三井倉庫ロジスティクスの発表によると、上記検証結果は次の通りとなり、この取り組みについて24年問題対策としての有効性・実用性が確認されたもの。
(1)人手不足、長時間労働について:SLOC を活用しない場合に比べて、ドライバー数を12名から7名に削減できた。また、運行の所要時間を、最大で約30%(大阪府吹田市〜横浜市で17時間→12 時間17分)削減できた。
(2)環境負荷について: 運行にかかる所要時間が削減されることで、CO2排出量を46%(855トン→461トン)削減できた。
(3)運用について:荷主企業5社/運送協力会社6社による1日6便の運行スケジュールについて、ほぼ計画通り実施できることが確認された。デンソー開発によるコンテナ管理システムを利用、中継地点に複数台のコンテナが置かれた場合でも、ドライバーによるコンテナの脱着オペレーションがスムーズに行われ、複数荷主による貨物の混載について、荷主間の役割分担・責任区分を明確にし、輸送することができた。