日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2023年9月のコンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比0.6%減の64.5万トンで19ヵ月連続のマイナスとなった。貿易額は3%減の8132億円で10ヵ月連続マイナスとなっている。
品目別では、トップの「プラスチック及びその製品」が12.9%増と2桁プラス、2位の「木材パルプ、古紙、板紙など」も2.9%増であった。
海事センターは「中国のリサイクル関連品の輸入規制によって、いわゆる廃プラなどの日本での加工が増加しており、ペレットなどに加工して中国に輸出されている。未加工のものは東南アジアなどに輸出されているようだ」と述べ、リサイクル品が日本国内で加工されてから中国に輸出されるケースが増え、荷動き増加の要因になっているという。
中国向けのコンテナ荷動きは減少が続いているが、こうしたリサイクル品を加工してから中国へ輸出することで、徐々に荷動きが増えてきており、ようやく底が見えた状況だ。
一方、9月の中国発・日本向けは1.5%増の171.2万トンで5ヵ月ぶりのプラスとなった。品目別では上位10品目のうち7品目がプラスで、1位の「機械類」が2.5%増、2位の「野菜、穀物、果実、採油用種子、茶など」が18.9%増であった。
