日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2023年10月往航と8月復航の速報値を発表した。
10月往航は前年同月比13.7%増の177.5万TEUで14ヵ月ぶりに前年同月を上回った。23年の月間荷動きとして初めて170万TEU超を記録した。1〜10月の累計では前年同期比15.9%減の1532.8万TEUとなっている。
米国向け荷動きは、昨22年末から落ち込んだため、その反動増もあるものの、海事センターでは、「荷動きは回復傾向にあり、米国側の在庫過剰感も薄れてきた」と、荷動き増加の要因を分析している。
10月のアジア側の積み地は、トップの中国積み(前年同月比19.8%増)のほか、ベトナム(5.9%増)、韓国(19.3%増)、インド(3.6%増)、タイ(6.4%増)、台湾(6.0%増)、日本(8.7%増)など主要な積み地が軒並みプラスとなり、全体でも2桁プラスを記録している。
品目別では上位20品目のうち19品目が前年同月比プラスとなり、さらに上位10品目のうち7品目が前年同月比2桁プラスとなった。
一方、23年8月の復航は6.0%減の45.8万TEUで2ヵ月ぶりのマイナス。8月までの累計は390.3万TEUで前年同期比1.6%増となっている。
アジアの主要な揚げ地は、中国が0.3%増と前年並みだったほか、インド(11.5%増)やマレーシア(9.6%増)、インドネシア(4.9%増)などがプラスとなっている。これに対して台湾(9.4%減)、韓国(24.7%減)、日本(24.4%減)などは荷動きが大きく落ち込んでいる。
