シンガポール船社Pacific Int’l Lines(PIL)とターミナルオペレーターのDP Worldは12月6日、世界的なサプライチェーンの脱炭素化に向けたソリューションを共同開発する覚書(MOU)を締結した。
同覚書により両社は、短期的にJebel Ali港とPILのネットワーク内の寄港地との間で、バイオ燃料をブレンドした燃料油をPILのコンテナ船に使用するほか、バイオ燃料のバンカリング、再生可能エネルギーで稼働するターミナルでのコンテナ取り扱い装置の配備など、出荷時の温室効果ガス(GHG)排出量を削減するトライアルを行うとしている。
また長期的には、両社は提携を拡大する計画で、DP Worldがグローバルに運営する他の港湾の追加や、PILの船舶運航と燃料補給においてe-LNG、グリーンメタノール、グリーンアンモニアなどの代替燃料使用を検討する。