TOPページ
NXHDが日本地方港と釜山港を結ぶ 新たな海上サービス、24年問題に対応
 (12/22) 欧州大手船社が紅海通航を一時停止
 (12/22) NRSが米アリゾナ州に新拠点設立へ、半導体需要に対応した総合物流施設

NXHDが日本地方港と釜山港を結ぶ 新たな海上サービス、24年問題に対応

 Nippon Expressホールディングス(NXHD)はこのほど、グループ会社で東アジアリージョンを統括するNX国際物流(中国)有限公司、NX韓国の両社が、韓国の釜山港と日本の地方港を結ぶ新たな国際海上輸送サービスを開始したと発表した。

 NXHDは、物流業界の“2024年問題”解決に向けて、日本の地方港との航路が充実した韓国釜山に在庫を保管し、受注後に日本各地の配送先に最寄りの地方港へ海上輸送する「釜山ハブ×日本地方港」サービスを開始したもの。

 同サービスの提供により、日本国内のトラックによる輸送距離短縮と輸送手段の確保、コスト低減に貢献するほか、CO2排出量の削減も可能になるとしている。NXHDは新サービスの特徴として、

(1)日本国内の地方港にあるNXグループ30拠点と連携して、地方港経由の輸出入業務をサポートするほか、とくに正確かつタイムリーな本船動静情報の提供や搬入時間やターミナル内作業に関する相談に対応していく。

(2)釜山港⇔日本の地方港の約週130便の日韓発着コンテナ航路を活用することで、日本各地への安定し
た輸送手段の確保と国内輸送費用の削減が可能になる。

(3)アジアのハブ港である釜山港は、世界の約150以上の国・地域、500を超える港を結ぶコンテナ航路が就航しており、グローバルネットワークのハブ&スポーク拠点として最適。

(4)使用する倉庫は、釜山 FTZ(Free Trade Zone)にある自社倉庫を活用。在庫管理、梱包、仕分け、ラベリングなどの付帯作業に対応し、一元化による作業品質管理とコスト削減が可能。

 などを挙げている。

 また、釜山ハブに加えて、日本の輸入貨物の半数以上を占める中国発輸送の輸入に関して、中国青島にあるハブ倉庫を活用し地方港と繋ぐ「青島ハブ×日本地方港」サービスも合わせて開始した。

Last Updated : 2023/12/22