日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2023年10月のコンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比4.0%減の72.2万トンで20ヵ月連続のマイナスとなった。貿易額は5.1%減の8718億円で11ヵ月連続マイナスとなっている。
品目別では上位10品目のうち4品目が前年同月比プラスで、トップの「プラスチック及びその製品」が8.2%増、また、9位の「アルミニウム及びその製品」が40.1%増と大きく伸びた。
しかし2位の「木材パルプ、古紙、板紙など」が9.1%減、3位の「機械類」が14.0%減などトップ5のうち4品目がマイナスであったため、全体でマイナスとなっている。
一方、10月の中国発・日本向けは6.2%減の169.9万トンで2ヵ月ぶりのマイナス。
品目別では上位10品目のうち、2位の「野菜、穀物、果実、採油用種子、茶など」が7.3%増とプラスとなったが、そのほかの9品目がマイナスであった。なかでもトップの「機械類」が11.8%減、3位の「繊維類及びその製品」が15.6%減と2桁マイナスとなっている。
