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釜山港の23年コンテナ取扱量は過去最高を更新の見込み
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釜山港の23年コンテナ取扱量は過去最高を更新の見込み

 釜山港湾公社(BPA)は、2023年1〜11月の釜山港でのコンテナ取扱量実績をこのほど発表、輸出入貨物が前年同期比3.3%増の980万3000TEU、積み替え(T/S)貨物が同4.3%増の1131万7000TEUとなり、合計で同3.9%増の2112万1000TEUに達した。

 釜山港では従来、T/S貨物が総取扱量を支えてきていたものの22年にこれがいったん低迷。しかし、23年にT/S貨物がふたたび上昇基調に入ったと見られる。

 BPAではこのT/S貨物量増加の背景について、「釜山港利用サービス路線の拡大、また特定船社の新港ターミ ナルへの持分投資などが影響した」と分析している。

 地域別には、取扱のもっとも多い“極東アジア”が710万5186TEUで1.6%の微増となった一方、次ぐ“北米地域”が377万9229TEUで0.1%の微減、また3位の“日本”は261万2059TEUで4.4%のマイナスとなった。

 日本発着貨物の内訳は、輸入(日本→釜山):58万8000TEU(15.8%減)/輸出(釜山→日本):41万3000TEU(6.7%増)/輸入積替:79万5000TEU(4.2%増)/輸出積替:81万5000TEU(7.7%減)。

 なお昨23年通年の取扱量については、前年比3.1%増の2275万TEUに達して過去最高を記録するとの見通しを発表した。2275万TEUの内訳は、輸出入貨物が2.9%増の1061万TEU、積み替え(T/S)貨物が3.2%増の1214万TEUと予想している。

Last Updated : 2024/01/19