Maerskと独船社Hapag-Lloyd(HL)は2025年2月から“Gemini Cooperation”と呼ばれる新たな長期共同運航に関する契約に署名したと発表した。
HLは2025年1月末にOcean Network Express(ONE)/HMM/Yang Mingと構成するTHE Allianceから離脱する。
Maerskは同1月末にMSCとの2M提携解消を発表しており、25年2月からMaerskとHLによる新たなアライアンス体制を構築するもの。
Gemini Cooperationは約290隻・340万TEUのコンテナ船隊で構成され、そのうち、Maerskが60%、HLが40%を投入する。サービス航路はアジア〜北米西海岸、アジア〜北米東海岸、アジア〜中東、アジア〜地中海、アジア〜北欧州、中東・インド〜欧州、大西洋横断の7航路、26サービスを提供する。
このほか、両社の積み替えハブを中心とした専用シャトルサービスネットワークで基幹サービスを補完、そのうち欧州で14、中東で4、アジアで13、メキシコ湾で1のシャトルサービスを実施する。
MaerskとHLは共同運航により、業界をリードする信頼性を備えた、柔軟で相互接続性のあるネットワークを提供するとしており、2024年中に、現在の提携から新たな運営上の協力への移行を進める計画としている。