外航船舶代理店業協会(JAFSA)は1月18日、都内のホテルで2024年の賀詞交歓会を開催した。同会開催は2020年以降、4年ぶり。
飯垣隆三JAFSA会長(ベン・ライン・エージェンシーズ・ジャパン会長、写真)は、世界情勢について「先に行われた台湾を初め、米国、ロシア、インドなど、ことしは世界各国で大統領選挙がある。その結果次第で、政治や経済だけでなく、物流業界も影響を大きく受ける、変化の年になるだろう。ただ、JAFSA会員企業は長年、変化を経験しているので、うまく乗り切っていけると思っている」と述べた。
JAFSAの活動については、「国際活動については、国際海運代理店および用船業の世界連盟であるFONASBAを通じて行っている。FONASBAは71ヵ国の協会が参加しているが、アジアでは日本を含め3ヵ国(豪州・中国)しかない。そのため昨年はアジアでの勧誘活動に力を入れ、新たにマレーシア、ベトナムが加盟した。このJAFSAの努力に対してFONASBAから高い評価を受けた」と報告した。
国内の活動では「地方セミナー活動に力を入れている。昨23年には高知県でセミナーを開催し、会員企業が増えた。魅力あるセミナーをこれからも実施していきたい」と述べた。
続いて、中谷元衆議院議員、元統合幕僚長の河野克俊氏があいさつし、国土交通省で港湾局長を務めた堀田治氏(現JFEスチール顧問)が乾杯の音頭をとった。