Nippon Expressホールディングス(NXHD)はこのほど、昨年1月に設立したCVCファンド「NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合」の第3号案件として、インドでデジタル・フォワーディングサービスを提供するWIZ Freight(WIZ)に対して1月12日に出資したと発表した。
WIZは、2020年にインドで設立されたスタートアップ企業で、デジタルプラットフォームを活用した国際フォワーディングサービスを提供している。同社はインドをはじめ、UAE、香港、シンガポール、タイ、米国の世界6ヵ国・25地域以上の拠点にオフィスを構え、900人以上のスタッフを擁する。
NXHDは、「国際物流業界はグローバル取引の拡大に伴い、サプライチェーンの複雑化や貿易業務の標準化・効率化が大きな課題となっている。そのため、国際物流業務のデジタル化により手配の標準化や、業務の進捗、輸送状況などの情報を可視化することで、物流の最適化を図る物流プラットフォームの構築が期待されている」とした。
NXグループは、こうした課題を解決するためDXを推進し、インドやそのほかの新興市場でデジタル・フォワーディングサービスに強みを持つWIZへ出資することで、グループのグローバルフォワーディング事業強化とDXを推進していく。