国際自動車流通協議会(iATA)の発表によると、23年12月の日本の中古車輸出台数は、前年同月比16%増の14万1101台で15ヵ月連続で前年同月を上回った。
この結果、23年の年計が前年比24%増の154万2798台となった。すでに前月11月時点の年計で過去最高を記録していたが、08年の134万台を約20万台上回る高水準となっている。
12月実績の上位5ヵ国は上表の通りで、モンゴルとタンザニアが大幅に伸びたほか、トップUAEと4位ニュージーランド(NZ)も2桁プラスとなった。
一方、年計(下表)では、規制強化の影響で下期に荷動きが大きく落ちこんだロシアだったが通年で21万台(前年比2%増)とトップになった。
そのほか2位のUAEや3位NZが大幅なプラスとなり、23年実績は上位30ヵ国のうち26ヵ国が前年を上回る伸びを示し、日本の中古車需要の堅さを反映した。また、23年に輸出された中古車輸出のうち23%を電動車が占めた。
