NYK、MOL、KLの邦船3社はこのほど、2024年3月期第3四半期（23年4〜12月）の連結決算を発表した。

　経常利益では、NYKが前年同期比80.1%減の2002億円、MOLが同73.3％減の1972億円、KLが同84.6%減の985億円で、3社とも大幅に減少した。

　3社コンテナ船事業の統合会社であるONEが、貨物需要の低迷による市況の下落から平常化の過程にあることに加え、消費の伸び悩みや新造船の竣工増により需給が軟化し、経常損益、当期純損益が減少した。

　純利益についてもNYKが前年同期比83.3%減の1535億円、MOLが同71.8%減の2036億円、KLが同88.4%減の740億円で、3社とも減収減益となった。

　2024年3月期通期業績予想については、経常利益をNYKが2450億円（前回予想：2350億円）、MOLが2250億円（同：2200億円）、KLが1350億円（同：1350億円）。KLが従来予想を据え置いたものの、NYKは100億円、MOLは50億円上方修正した。

　3社の2023年4〜12月期実績（上段）、と2024年3月期通期の業績予想（下段）は次のとおり。カッコ内は前年比増減率、▲はマイナス。