釜山港湾公社(BPA)は、2023年通年の釜山港でのコンテナ取扱量実績をこのほど発表、輸出入貨物が前年同期比4.2%増の1074万3000TEU、積み替え(T/S)貨物が同5.5%増の1240万8000TEUとなり、合計で同4.9%増の2315万1000TEUに達して、過去最高記録となった。
地域別には、取扱のもっとも多い“極東アジア”が778万496TEUで2.6%増、次ぐ“北米地域”が414万8811TEUで1.9%増となった一方、3位の“日本”は285万8730TEUで3.6%のマイナスとなった。
日本発着貨物の内訳は、輸入(日本→釜山):64万6000TEU(14.7%減)/輸出(釜山→日本):44万8000TEU(6.7%増)/輸入T/S:87万8000TEU(4.5%増)/輸出T/S:88万7000TEU(6.5%減)。
BPAは、「対日T/S貨物は輸出入合計で1.3%と微減しているものの、日本港湾の総輸出入貨物量のうち、釜山でのT/S貨物の比率は前年に比べて上昇する見込み(1〜11月の基準推定値)だ。同基準では22年の日本の輸出入貨物の釜山T/S割合は9.9%だったが、23年は10.3%と、 初めて10%を超える」としている。