日本郵船(NYK)は2月14日、東京丸の内の本社で新年恒例のメディア懇親会を開催した。
冒頭にあいさつした曽我貴也社長(写真)は、「24年に入り、国内・海外情勢は目まぐるしく変化しており、われわれ船会社として相当気を使う毎日が続いている。私個人としても、間もなく社長就任1年を迎えるが、“飛んでくるタマを打ち返す”だけで精一杯の日々だった」と述べた。
また「当社が中期経営計画で強調している“共創”スタイルの事業が増えてきている。実際、アンモニア燃料のアンモニア輸送船開発、二酸化炭素の液化・一時貯蔵・輸送の定量的な比較検討、環境対応VLCC・デザインコンセプト検討など、関連企業各社とコンソーシアムを組み、各産業が知見を持ち寄って社会課題へ対処していく事業共創がいくつか歩み出している。24年度も中計に従いESG経営を中心に進めていきたい」と語った。
その後、長澤仁志会長が乾杯の音頭をとった。