NYKバルク・プロジェクト(NBP)は2月中旬以降、近海在来船Matsushiroで、同社として初のバイオ燃料の継続使用トライアルを開始すると、このほど発表した。
初回のトライアルに使用する燃料は阪和興業から調達し、シンガポール港でISCC(国際持続可能性カーボン認証)認定品を約350トン補油する予定。同燃適合油(VSLFO)をベースに最大24%の廃食油由来のバイオ燃料を混合したもので、適合油と比べて、20%程度のCO2削減効果(LNG燃料とおおむね同等)が得られる。
NBPは継続的にバイオ燃料を使用し、燃料タンク、配管類、主機への影響を見極めたうえで対象本船を拡充していく方針としている。