ギリシャPiraeus港湾局(PPA)はこのほど、同港で新たな自動車(RoRo)ターミナルHeracleous Portの拡張が完了し、落成式を開催した。
ギリシャ政府とPPAとの協定によるプロジェクトで、総投資額は2000万ユーロ。
Heracleous Portの北側に約4万m2の新たな自動車ヤードを建設したもので、総面積が11万m2、完成車5100台が収容可能な自動車保管スペースが確保されている。
Piraeus港については、2016年以来、Coscoグループ(中国遠洋海運集団)が主要株主(出資比率:67%)となっている。
現在、中国製自動車はEV(電気自動車)を中心に欧州への輸出が急増しており、Coscoグループは、同港を中国製自動車における欧州向け輸出の地域ハブとして活用する計画としている。