Logisteed(旧日立物流)は2月16日、同グループが保有する国内33の物流センターを、産業ファンド投資法人と私募ファンドに譲渡することを決定したと発表した。
売却額は2200億円で、調達した資金はM&Aや自動化投資に充当する。物流センターは売却後も賃借して継続使用する「リースバック方式」を行う。
Logisteedは米投資ファンドKKRによる買収後、新たな成長戦略として、資産の保有を抑えて、財務を軽くすることを目指す「アセット・ライト事業モデルへの転換」を掲げており、今回の売却もその一環。
Logisteedグループは、設備・人財などへの投資により、サプライチェーン・マネジメント(SCM)の最適化に向けた取り組みを強化するとともに、国内・海外での戦略的M&Aの推進によって、事業成長と企業価値向上を図り、グローバル物流企業としての再上場を目指す計画。