井本商運は2月15日、香港船社OOCLと連携し、山九が取り扱うタイからの輸入貨物を、阪神港経由で敦賀港(福井県)に輸送するトライアルを実施したと発表した。
トライアル1便目では、1月31日にOOCLのKTX2サービスにより阪神港で陸揚げされた20'コンテナ65本を、400TEU型コンテナ船しげのぶに積み替え、2月6日に予定通り敦賀港に到着した。
井本商運の阪神〜敦賀航路では、通常は200TEU型コンテナ船が就航しているが、今回のトライアル輸送では、従来の引き受け貨物に加えてトライアル貨物も積載するため、同航路で初となる400TEU型コンテナ船が臨時配船された。
同社は2024年問題対策におけるモーダルシフト需要の受け皿として、国内各港間を海上コンテナで輸送する「海コン便」の販売にも注力していく方針としている。