近鉄エクスプレス(KWE)は2月23日、都内ホテルに業界誌紙の報道関係者を招き、懇親会を開催した。
同会は、新型コロナ禍の影響により2019年12月を最後に休止されていたが今回、年度として4年ぶりの開催となったもの。
鳥居伸年社長(写真)は冒頭あいさつで、「異常とも言えるコロナ下の3年間で大きく動いた(国際物流市場の)“振り子”が、収束とともに反対側へ動き元に戻ると思われた。しかし、アフターコロナといわれる状況下でも、コロナ前19年と同じような事業環境にはなっていない」と述べた。
続けて、「コロナ禍を経てサプライチェーンや市場に対する考え方が変わった。各企業によるそうした変化の小さな振り子がバラバラに動いた結果、同調せずに落ち着いていない状況だと見える」とした上で、「こうした市況がアフターコロナの常態になるのか否か、見通しにくい。また、地政学・政治問題、自然災害などによっても市況の不透明感は強まっている。24年はその中での舵取りが強く求められる」と語った。
その後、日下部嘉洋常務執行役員が乾杯の音頭を取り、場内では活発に歓談が行われ、中締めは齊藤眞常務執行役員が務めた。