シンガポールの海運会社Swire Shippingは既報の通り、ことし2月に日本支社のSwire Shipping Pte. Ltd.を開設すると同時に、傘下としていたWestwood Shipping Lines(北米〜アジア間サービス提供中)をSwireブランドへ統合した。
これに伴い本社CEOのJeremy Sutton氏(写真左から2人目)ら首脳が2月21日に都内で物流誌紙を集めて会見を行った。日本市場/Westwood統合についての会見要旨は、以下の通り。
▶︎日本市場について
Swireグループと日本市場の関わりには150年以上の歴史があり、長年にわたって顧客・パートナー企業との良好な関係を築いてきた。
現在、日本は当社にとって取扱量における最大の成長市場のひとつであるほか、主要サービス地域である北太平洋/南太平洋を結ぶネットワーク上の戦略的拠点としても重要だと捉えている。その日本市場への注力を反映したひとつが、今回の日本支社設立だ。
かつて日本市場の成長が鈍化した際、多くの船社が中国など代替市場を模索する中でも、当社は日本への注力を続けてきた経緯があり、現在では苫小牧/東京/横浜/清水/名古屋/大阪/神戸/長府(下関)/博多と、最多規模の日本ダイレクト寄港を行う船社であると自負している。
また、Swire傘下のプロジェクト輸送船社Swire Projectsが最近、日本と韓・中/東南アジア/西豪州を結ぶ定期航路「WAX」を新設した。WAXでは2月下旬に日本(神戸/長府)へ初寄港し、今後はマンスリーで日本寄港を行う。
Swire Projectsではこのほか、日本の風力発電分野でのサービス提供も活発化しているところだ。
▶︎Westwoodブランド統合の目的は?
Swireは、北米太平洋岸北西部(PNW)〜北東アジア航路サービスを提供してきたWestwood Shipping Linesを22年6月に買収、傘下に収めて、ことし2月にSwireブランドへ統合した。
統合は顧客優先を念頭に行ったもの。ブランドの一本化によって、(Swire傘下の)定期船からプロジェクト輸送、そしてロジスティクスまでのサービスを、よりシームレスに顧客へ提供することが可能になった。
