香港船社OOCLと住友商事はこのほど、電場技術を活用した生鮮品の冷蔵海上輸送における業務提携契約を締結したと発表した。
電場技術は高電圧を加えて、微弱な電場を食品に与えることで氷点下における食品の非凍結温度を低減させる技術。
住友商事が出資するMARS Companyが実施した電場技術を活用した電場コンテナの開発を機に、電場関連危機の開発を行う第一施設工業とOOCLの協力を得て、電場コンテナの調達体制を確立したもの。
また、住友商事は電場環境で真空度の高いシュリンク梱包を食品に施すことで、食品の非凍結温度を下げ、鮮度保持効果を上げる食品輸送方法に関する特許も取得した。
OOCLと住友商事は、電場技術を活用したリーファー海上輸送により、従来不可能だった遠方からの冷蔵品の海上輸送が可能となり、世界に点在する魅力ある食品を新たな消費地へ届けることができるようになる。
生鮮品輸送では、冷凍保存して海上輸送するか、冷蔵状態のまま海上または航空輸送されるケースが多いが、冷凍保存の場合は解凍時の細胞破壊による品質低下、冷蔵保存による海上輸送では航海日数の制約、航空輸送ではコストが課題となっていた。