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日本/シンガポール政府が海運の脱炭素・デジタル化推進へ第1回会合
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日本/シンガポール政府が海運の脱炭素・デジタル化推進へ第1回会合

 国土交通省はこのほど、シンガポール政府との「グリーン・デジタル海運回廊」創設に関する第1回年次会合を開催、その成果などについて発表した。

 グリーン・デジタル海運回廊は、海運・港湾の脱炭素化および効率的な船舶の入出港・ペーパーレス化などを推進する構想。国交省とシンガポール運輸省は2023年12月、このグリーン・デジタル海運回廊の創設についての協力に関する覚書を締結しており、協力を進めるため定期的な会合を毎年、相互に開催することを覚書で定めていた。

 今回会合の成果として国交省が発表した内容は、以下の通り。

(1)「港湾パートナー」に、国際戦略港湾のコンテナターミナルを一体整備・運営する横浜川崎国際港湾/阪神国際港湾が新加入することとなった。これにより港湾パートナーは、東京都港湾局/横浜市港湾局/川崎市港湾局/名古屋港管理組合/大阪市大阪港湾局/神戸市港湾局/横浜川崎国際港湾/阪神国際港湾/PSA(シンガポール本拠の港湾オペレータ大手)/Jurong港の、計10者となった。

(2)港湾の脱炭素化/舶用アンモニア燃料の活用・供給/サイバーセキュリティなど、今後取り組むべき協力内容について確認し、引き続き議論を進めていくことに合意。また、第2回会合を2025年に日本で開催することに合意した。

Last Updated : 2024/04/26