日本郵船(NYK)は、大型原油運搬船(VLCC)によるバイオ燃料の長期使用試験航行を開始したと、このほど発表した。
NYKはこれまで、ばら積み船や自動車専用船、液化石油ガス(LPG)船へバイオ燃料を供給、短期間から長期間にわたる安全航行のトライアルを実施してきたが、VLCCでの長期試験航行は初の取り組みとなる。
バイオ燃料は、廃食油などの生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料としており、燃焼時の二酸化炭素排出量が実質ゼロとみなされることで、重油からゼロエミッション燃料への過渡期にGHGの排出を削減する有力な手段とされている。
今回VLCCでは、シンガポールでバイオ燃料の供給を受けて約3ヵ月航行、バイオ燃料を長期間使用した際の安全性や安定調達などの総合的な検証を行う。
NYKは、「この取り組みはバイオ燃料による安全航行の実績を積み上げ、バイオ燃料の開発/海上輸送での脱炭素化の推進に助力する。NYKグループの温室効果ガス削減目標“2030年度までに21年度比で45%削減”にも貢献する」としている。