Ocean Network Express Japan(ONEジャパン)はこのほど、同社のウェブ上に「ブッキングストップ対象本船」の掲載を開始するとともに、顧客荷主に対してコンテナ不足に伴う輸出入コンテナの取り扱いについて、(1)輸入コンテナの早期搬出、(2)輸入後の空コンテナの早期返却、(3)輸出空コンテナピックアップの可能な限りの後ろ倒し、の3点を要請した。
昨今の荷動きの増加や各国港湾の混雑、喜望峰迂回による航海日数の増加等の要因が重なり、アジア各国を中心に深刻なコンテナ不足が発生している。日本発貨物についても、コンテナ船腹や空コンテナの不足が顕著となっているため、ブッキングの一時停止、コンテナの早期搬出・返却を荷主に要望した形だ。
ONEジャパンでは「当社は日本に直接寄港する航路も多く、現在のところ国内での深刻な状況には陥っていないが、現在の状況が長く継続した場合など、いずれ国内でもコンテナ不足の影響が発生することが懸念される」とした上で、「可能な限りの対応を続けながら、極力従来通り安定したサービスの提供を継続できるよう努めていくが、将来的に日本ないし海外にて、コンテナ不足を理由にブッキングが引き受けられない事態を回避するため、顧客の理解と協力が必要不可欠な状況」と説明している。
コンテナ不足については、Wan Hai Lines(WH)も同様の発表をしており、「状況は日を追うごとに深刻さを増している。現時点では改善の見通しがつかず今後さらに厳しい状況になることも予測されている。
現在、努力を重ねているが、従来の様なサービス提供が非常に難しくなってきている。今後のブッキングリクエストについては、可能な限り対応に努めていくが、従来通りの形でのブッキング対応が難しいケースもある」と荷主に理解を求めている。
現在、相対的に運賃の高い外地への空コンテナの回送圧力も高まっており、今後その影響が国内で顕在化する可能性が懸念される。