日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2024年5月のコンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年同月比3.5%増の63.3万トンで2ヵ月連続でプラスとなった。
 貿易額は11.1%増の7835億円で3ヵ月連続のプラスとなっている。
 日本積みの上位品目では、1位の「プラスチック及びその製品」が12.8%増、2位の「木材パルプ、古紙、板紙など」が35.3%増、4位の「銅及びその製品」が31.7%増と、前月に続いてトップ5のうちの3品目が大きく伸びたことが全体のプラスに寄与した。
 一方、5月の中国発・日本向けは6%増の184.9万トンで2ヵ月連続のプラス。貿易額は10.4%増の1兆6571億円でこちらも2ヵ月連続のプラスとなった。
 品目別では上位10品目のうち8品目がプラスとなり、なかでも2位の「野菜、穀物、果実、採油用種子、茶など」が15.7%増、3位の「調整食料品、飲料、アルコール、食酢など」が15.1%増と、食料品関連が大きく伸びた。
