日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statisticsの統計に基づく「アジア〜欧州間の24年5月のコンテナ荷動き」は、アジア→欧州の往航が前年同月比4.9%増の155.1万TEUで15ヵ月連続のプラスとなった。
5月までの累計は715.7万TEUとなり、2020年以降の荷動き量で過去最高を記録している。
5月のアジア積みは、トップの中華地域積みが9.8%増となったものの、東南アジア積みが8.4%減、北東アジア(日韓台、極東ロシア)積みが12.4%減となった。アジア積みでシェア8割を占める中華地域が伸びたことで、アジア全体の荷動き量はプラスを維持した。
一方、欧州→アジアの5月復航は2.6%増の53.4万TEUで3ヵ月ぶりのプラス。アジアの揚げ地は、中華地域揚げが0.1%増と横ばいだったものの、東南アジア揚げが4.2%増、北東アジア揚げが5.9%増となったことで全体の荷動き量はプラスとなった。
