三井倉庫ロジスティクスはこのほど、ブロックチェーン技術を活用した物流管理システムを本格稼働させたと発表した。
 このシステムは、物流ITのLOZIおよびデータ連携基盤開発のZEROBILLBANK JAPANが共同で開発した物流 DX支援パッケージ「Trace Ledger」を中核に、東芝のブロックチェーン基盤「DNCWARE Blockchain+」を連携させて構築されている。
 三井倉庫ロジはこのシステムを、同社が物流運営を支援する上新電機向けの店舗配送業務において段階的に導入してきており、今回、全国にある上新電機の大多数の店舗で本格稼働を開始したもの。
 同システムの導入によって、ペーパーレス化で業務効率化によるドライバー拘束時間の削減と環境負荷の低減を図るほか、物流情報の透明性向上/サプライチェーン全体の最適化も見込めるとしている。実際、導入店舗向けの配送では、ドライバー1人あたりの待機時間について1日平均45分の削減効果が確認されたという。
